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What SDGs?

SDGsってなぁに?

働きがいも経済成長も

経済活動は生きていくうえで不可欠なものです。
賃金を得なければインフラを利用することも、食品を買うこともできません。
これから先、経済が成長・発展していくために就業する人々の収入や労働環境を整えることが求められてきます。

2020年4月から施行された、同一企業・団体における正規雇用労働者と非正規労働者の間の不合理な待遇差の解消を目指す制度の同一労働同一賃金はご存じでしょうか。実はこの法改正もSDGs達成への取り組みの一つです。
ターゲットの中でも「同一労働同一賃金を達成する」というはっきりとした記載があります。
国が達成に向けて動いているということが分かりますね。

この目標8を達成するためには、雇用の創出や貿易への援助、人身売買の根絶など解決すべき問題が多岐にわたります。政府や企業が取り組むことでしか解決できない問題も多くありますが、なによりも大切なのは実際に働く私たちの意識です。
法改正などの国の動きは、スタートの合図にすぎません。その改正を受けて実際に動くのは企業であり私たちです。そのため国が全ての企業の実情を把握することは難しいでしょう。
雇用者任せにするのではなく、働く私たち自身が労働環境を改善するために動き、自分自身とこれから雇用される人々が働きやすい環境にしていくことが目標達成に繋がります。

ターゲット

8.1各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。
8.2高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
8.3生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
8.42030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
8.52030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。
8.62020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。
8.7強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための緊急かつ効果的な措置の実施、最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保する。2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。
8.8移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。
8.92030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
8.10国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。
8.a後発開発途上国への貿易関連技術支援のための拡大統合フレームワーク(EIF)などを通じた支援を含む、開発途上国、特に後発開発途上国に対する貿易のための援助を拡大する。
8.b2020年までに、若年雇用のための世界的戦略及び国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。