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サーキュラーエコノミーによる価値向上のための5つの機能③

 

 

⇨サーキュラーエコノミーによる価値向上のための5つの機能①はこちら
⇨サーキュラーエコノミーによる価値向上のための5つの機能②はこちら

サーキュラーエコノミーの5つのビジネスモデル導入を成功させるために重要な要素の1つとして、「組織的能力」が挙げられます。

本記事では、サーキュラーエコノミーのビジネスモデル導入を成し遂げるにあたって、組織的能力で備えるべき5つの領域のうち、「サーキュラー型の原材料(調達と製造)」について紹介します。

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③サーキュラー型の原材料(調達と製造)

サーキュラーエコノミーのビジネスモデルでは、完全に再生、生物分解、リサイクルが可能な、高品質かつ天然で毒性のない原材料を安定供給できることが必要です。
これを実現するためには、調達と製造における重要機能の転換が必要です。

サーキュラーエコノミーへ転換するには、資源調達が中心的役割を果たします。
そのなかで最も重要なポイントは、廃棄された資源をアップグレードまたはアップサイクルする機能です。企業は価値の低い廃棄物から得た資源を、高付加価値の生産に戻すことで新たなビジネスチャンスにも繋がります。

また、
・従来の一方通行型経済モデルで使用していた資源を、廃棄物由来または再生可能なサーキュラー型資源で代替することによりコストを削減
・異なるタイプの資源を柔軟に使用することで供給不足のリスクを軽減
といったメリットもあります。

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では、転換を進めるために重要な取り組みやスキルとは何でしょうか。

まず、企業は現在用いている原材料と代替資源の環境負荷を算定する必要があります。
サプライチェーンの上流部については、どういった代替資源が供給可能かを踏まえ、リサイクル業者を含むサプライヤーを判断する必要があります。
サプライチェーン下流部については、現在の廃棄物フローを分析し、排出の削減余地や、価値を高めるように再利用する可能性を探ることが必要です。

サーキュラーエコノミーへの転換において新たな調達・製造能力向上の方法を見出すには、社内外問わず広範な協力体制を築くことが重要となります。

17パートナーシップで目標を達成しよう

前:組織的能力で備えるべき5つの領域のうち、「②イノベーションと製品開発:多様なライフサイクルとユーザーに対応したデザイン」についてはこちら

 

 

 

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