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目標17ターゲット「技術」とは

ターゲット技術

 

 

「目標17.パートナーシップで目標を達成しよう」に定められている19のターゲットは、資金」「技術」「能力構築」「貿易」「制度・政策」「マルチステークホルダー・パートナーシップ(MSP)」「データ、モニタリング、説明責任」と7種の実施手段に分類されています。(目標17のターゲット一覧はこちら

本記事では、「目標17.パートナーシップで目標を達成しよう」のターゲットのうち、「技術」という実施手段についてご紹介します。

「資金」についてはこちら

まず、技術に分類されるターゲットは以下の通りです。

ターゲット17.617.6

科学技術イノベーション(STI)及びこれらへのアクセスに関する南北協力、南南協力及び地域的・国際的な三角協力を向上させる。また、国連レベルをはじめとする既存のメカニズム間の調整改善や、全世界的な技術促進メカニズムなどを通じて、相互に合意した条件において知識共有を進める。

ターゲット17.717.7

開発途上国に対し、譲許的·特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。

ターゲット17.817.8

2017年までに、後発開発途上国のための技術バンク及び科学技術イノベーション能力構築メカニズムを完全運用させ、情報通信技術(ICT)をはじめとする実現技術の利用を強化する。

これらのターゲットを簡単に説明すると、「国際的な支援により、開発途上国の科学技術イノベーション(STI)へのアクセスを促進しましょう」ということになります。

 

南北協力・南南協力とは
まず、先進国と開発途上国との経済格差の問題を「南北問題」といいます。経済的に豊かな国が北半球、貧しい国が南半球に偏在していたことから、このように呼ばれるようになりました。
このような格差をなくすため、先進国が開発途上国へ資金や技術の提供など支援を行う相互の協力のことを「南北協力」といいます。
そして、ある分野の開発が進んでいる開発途上国が、他の開発途上国を支援する、開発途上国間の協力を「南南協力」といいます。

南北協力・南南協力

三角協力とは
南南協力では、援助する側の開発途上国に、資金が足りないなどの問題が発生します。このような場合に、先進国からこの南南協力に対して、資金や技術、援助の経験や知識などを補うことを「三角協力」といいます。援助する側の開発途上国A、援助を受ける側の開発途上国B、さらに開発途上国Aから開発途上国Bへの援助を支援する先進国の3つの立場からなる協力関係です。

三角協力
引用:外務省

 

このように、「パートナーシップで目標を達成しよう」では、先進国、開発途上国それぞれが協力関係を結ぶことが求められます。

SDGs17のゴール画像

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