SDGsを知るきっかけづくり②子ども編

まだSDGsを詳しく知らない層に知ってもらうために、どのようなきっかけを提供できるのか。
前回の「キャラクター編」では、SDGsとキャラクターがコラボした取り組み事例をご紹介しました。
今回は、「子ども編」と題し、おもちゃや絵本を用いて子どもたちにSDGsを広める取り組みをご紹介します。
さいたま市図書館「絵本で考えるSDGs」
さいたま市立中央図書館のwebサイト内には、「絵本で考えるSDGs」というページがあります。
このページでは、SDGsに関連する21冊の絵本を紹介しており、1冊ずつその本に関連するSDGsの目標が掲載されています。
対象年齢も記されており、子どもへの絵本購入などを検討しているときの参考にもなるのではないでしょうか。
2019年、さいたま市は「SDGs未来都市」に選定されており、SDGs推進の取り組みが積極的に行われています。
出典:さいたま市「図書館の刊行物」”絵本で考えるSDGs”
https://www.lib.city.saitama.jp/contents?2&pid=3211
マテル・インターナショナル「地球にやさしいウノ」
大手玩具メーカーのマテル・インターナショナルは、2021年6月、「#おもちゃで地球にいいことできるかな」をメッセージに掲げたおもちゃを発売しました。
これは6月5日の世界環境デーにちなんだものであり、バービー人形やジェラシック・ワールド関連商品など人気シリーズのおもちゃに、サステナブルな要素が含まれています。
2021年で50周年を迎えた人気カードゲーム「ウノ」からは、「地球にやさしいウノ」が登場。
パッケージから本体、説明書まで全てリサイクル可能な素材で作られています。
マテル・インターナショナルのwebサイト内では、自由にオリジナルルールを書き込める「白いワイルドカード」にサステナブルなルールを書き込む遊び方が紹介されています。
出典:マテル・インターナショナル株式会社「新着情報」” ウノ、フイッシャープライス、バービー、『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』などおもちゃ遊びを通して、親子でSDGsを考えるきっかけに「#おもちゃで地球にいいことできるかな」”
今回ご紹介した絵本・おもちゃだけでなく、子どもにSDGsを伝える商品や取り組みは近年特に増えているように感じます。
幅広い世代にSDGsを知ってもらう必要がありますが、そのためにはまず私たちがSDGsへの理解を深める必要があるでしょう。
子どもと一緒に、私たち大人も改めてSDGsについて学びたいところです。