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海洋プラスチック問題について考える

海洋プラスチック

海洋プラスチックの量

2020年7月にレジ袋の有料化が施行され、プラスチックごみ問題にフォーカスがあたる機会が増えてきました。
海にごみが溢れている現実は聞いたことがある方も多いと思いますが、実際どの程度のプラスチックごみが排出されているのかはご存じでしょうか?

米国ジョージア大学とカリフォルニア大学の研究者による、海に面した192カ国の2010年の1年間で出たプラスチックごみの量の調査によると、その量は2億7500万トン。このうち海に流れ出した量は480万トンから1,270万トンだと言われています。

2リットルの空のペットボトルに換算すると約738億本から1,954億本です。数字で見ると海洋プラスチック問題が深刻な状況にあることがわかります。このままの状況が続くと2050年には海のプラスチック量が魚の数を超えてしまうとも言われています。

日本にたどり着くプラスチックごみ

海洋プラスチックごみにはどのような物があるのでしょうか。
環境省によれば、日本に漂着したプラスチックごみのうち、もっとも多いのは漁業で使われる漁網やロープ、次にブイだといいます。世界中の国から流れ着く漂着ごみですが、日本から出ているごみももちろんあります。遠く離れたどこかの国の話ではなく、自分たちが住む日本の話として考えてみましょう。
2020年7月に有料化されたレジ袋のようなポリ袋はわずか0.4%しかありません。仮に全てのレジ袋が使われなくなっても、海洋プラスチック問題は考え続けなければいけない課題です。

(出典:2018年9月 環境省 海洋ごみをめぐる最近の動向)

何ができるの?

海洋プラスチックには漁網やロープが多いなら漁業に関わっていない人にはどうしようもできない。
上記の表を見るとそのように思ってしまいます。しかし、海洋プラスチック問題は他人事ではないのです。魚たちが小さなプラスチックごみを食べ、その魚が私たちの食卓に並ぶと人体への影響も無視できません。ぜひ他人事ではなく自分事として考えてみてください。
1人が考えて行動することで、その行動は伝染し広がっていきます。

ごみの分別をしっかりとする、リサイクルに協力する、プラスチック削減に取り組む企業の製品を使うなど、個人レベルで取り組めるものも多くあります。
まずなにか1つ始めてみてください。

〈NorthSDGsMediaでは札幌の企業様のSDGsに関する取り組み事例を紹介しています。〉

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