菅新内閣、女性閣僚比率10.0%
先日、菅新内閣が発足し、官僚名簿が発表されました。
そのなかで、「女性閣僚2人だけ」というタイトルに注目が集まっていました。
日本では未だ女性首相が誕生したことがなく、女性の活躍が世界と比較して遅れているとの声を耳にすることも珍しくありません。
(出典:Sponichi Annex)
そもそも、なぜ日本は女性議員が少ないのでしょうか?
実は世界各国でも、元々女性議員は少数でした。そこで、1978年、「クオータ制」という公的機関において男女割合を一定比率で割り当てる制度がノルウェーによって発祥されたことをきっかけに、各国で女性議員の増加や女性の社会進出が増えてきました。
しかし、約130か国でこの制度が導入されているなか、日本では導入されていません。
したがって、日本では現在も女性議員や閣僚が少ないという現状にあります。
では、今回の新内閣発足にあたって日本と世界との女性閣僚ポストについて比較してみましょう。(2020年1月1日時点)
まず、女性が閣僚ポストの半数以上に就く国のランキングは以下の通りです。(190か国中)
1位 スペイン 66.7%
2位 フィンランド 61.1%
3位 ニカラグア 58.8%
4位 コロンビア 57.9%
5位 オーストリア 57.1%
6位 ペルー 55.0%
7位 スウェーデン 54.5%
8位 ルワンダ 53.6%
9位 アルバニア 53.3%
10位 フランス 52.9%
11位 アンドラ 50.0%
11位 カナダ 50.0%
11位 コスタリカ 50.0%
11位 ギニアビサウ 50.0%
G7(先進7か国)では、日本が最も低い割合となりました。
10位 フランス 52.9%
11位 カナダ 50.0%
26位 ドイツ 40.0%
35位 イタリア 33.3%
49位 イギリス 30.4%
104位 アメリカ 17.4%
113位 日本 15.8%
今回の菅新内閣については、わずか10.0%という比率となっています。
(出典:ハフポスト日本版)
女性閣僚の比率や女性活躍について様々な意見が飛び交っている今日ですが、皆様はどのように考えますか?
今回の新内閣発足をきっかけに、女性の社会進出についてより一層関心が高まるのではないでしょうか。
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