SDGsにおけるパートナーシップと企業組織
SDGsに取り組む企業が増えつつある2021年の今日、企業がメディアを通して自社のSDGsの取り組みや環境に配慮した動きを発信しています。
そこで今回は、自社だけではなく他社を巻き込み、他との協力によって目標を達成するという、SDGs17番目のゴール「パートナーシップで目標を達成しよう」をテーマに取り上げます。
企業がどのようにしたらこの17番目のゴールに基づき、他とのパートナーシップを効率よく結べるのかをお話していきますので、少しでもヒントになればと思います。
パートナーシップに悩む企業
・パートナーシップを他と結んで、今取り組んでいるSDGsをさらに良くしたい!
・自社のサービスだけでは考えているSDGsの取り組みを実現できない!
など、このように悩んでいる企業が多いのではないでしょうか。
ではどうするか?
・自社のSDGsにおける活動をSNSなどで発信して認知度を上げる。
・問い合わせを待つ。
・実際に企業へ出向く
他にも色々とあるとは思いますが、ここからが重要です!
パートナーシップの管理を誰が担うのか
では誰が?が、重要なのです。
CSOという言葉はご存知でしょうか?
CSOとは、Chief Sustainability Officerの頭文字で、「最高サステナビリティ責任者」
のことです。
CSOは名前の通り、企業におけるサステナビリティ戦略(CSR戦略)の中軸を担う重要なポジションです。
CSOを取り入れている企業の数は1995年から2003年の約8年で2倍に増加。
現在はさらにCSOを取り入れている企業が増えていると考えられます。
サステナビリティとは【持続可能性】です。そしてSDGsは【持続可能な開発目標】。
組織の中でサステナビリティ部門を構築し、企業においてのSDGs活動や戦略、自社のサービスとどう結びつけるのか、などを一本化する。
そしてこのサステナビリティ部門に、他企業や地域社会とパートナーシップを結ぶための活動を一任し、全てを管理させる。
企業としてのSDGs活動や社会貢献活動、ブランディング、広報、企業の社会的責任、従業員のエンゲージメントの向上。
これらをCSO部門が担うのです。
このように自社内でしっかりとしたSDGsの取り組みにおける役割を明確にし、基盤作りの一環として、CSO部門を作ってみてはいかがでしょうか。
SDGsは、ひとりが良ければいいのではありません。
自社だけが良ければいいのではありません。
日本だけが良いのではありません。
地球に住んでいるあらゆる生物が現在の地球や私たちの生活を考え、これから先の未来の地球の為に、生物の為に皆が手と手を取り合い、行動していかなければなりません。
『地球上のだれひとり取り残さない』為に。