SDGsウェディングケーキモデルとは?
皆さんはSDGsウェディングケーキモデルというのをご存知でしょうか?
今回はSDGsウェディングケーキモデルを元にお話をしていきます。
出典:Stockholm Resilience Centre
SDGsウェディングケーキモデルとは、ストックホルム・レジリエンス・センター所長の、ヨハン・ロックストローム氏が作成した、SDGs17のゴールを【ウェディングケーキ】によって説明したモデルです。
SDGsは3つの分類に分けることができ、1.環境圏(生物圏) 2.社会圏 3.経済圏で表しています。
そしてSDGsウェディングケーキモデルで表すと、下段に地球環境の土台があり、中段に教育や平等、社会といった土台、そして上段に経済成長や技術といった経済が成り立つというものです。
- 環境圏(生物圏)
私たちは地球という星に生まれ、地球で生活しています。生活するうえで必要不可欠な酸素、海や森林など地球という自然環境の土台があってはじめて私たちの暮らしがあり、社会が成り立っています。
- 社会圏
社会を構成するうえで、とても大切な健康問題や教育環境、街づくりなどを形成していく。人々が協力し合い社会環境を作り上げていくことで、社会環境がしっかりと形成され、整っていきます。そして経済圏のステージへ進んでいくのです。
- 経済圏
人種問題、偏見、差別、このような問題をなくし、人同士・国同士が理解を深めて経済の発展や技術の進歩などに繋げていく。
全ては関連しているのです。
環境圏を無視し、経済だけを発展させる。
経済圏を無視し、社会だけを形成していく。
社会圏を無視し、環境だけに配慮していく。
これでは何も成り立たちません。
環境という土台をしっかりと保ち、その上に社会を作り上げ、そして経済を発展させていかなければ全てが崩れてしまうのです。
そして、SDGsウェディングケーキモデルの一番上にあるのが、
SDGs最後のゴール、17番目 【パートナーシップで目標を達成しよう】なのです。
人と人、企業と企業、国と国など、あらゆる何かとパートナーシップを結ぶことで、
環境圏・社会圏・経済圏を構築していき、それぞれの目標が達成されやすくなるのです。
持続可能な開発目標を達成するには、たくさんの人々や国が協力し合いSDGsの取り組みや意識を持続していくことが必要なのです。
いかがだったでしょうか。SDGs 17個の目標はひとつひとつがしっかりと繋がっており、意味と目的がばらばらではないということ。
そして、環境圏・社会圏・経済圏で成り立っており、一番下の層の環境圏が全ての土台になっている。
すなわち私たちの土台、地球なのです。