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就活における企業のSDGsに対する取り組みの重要性③ SDGsウォッシュ編

就活生が企業のSDGsに対する取り組みを重要視する傾向にあるため、自社のSDGsに対する取り組みをアピールする企業が増えています。

 

そんな中、気をつけなければいけないのは「SDGsウォッシュ」です。

今回はSDGsウォッシュについてお話しいたします。

 

 

「SDGsウォッシュ」とは

SDGsウォッシュとは、実態がないのにも関わらず、表面的にSDGsに対する取り組みを行なっているふりをすることです。

実際はやっていないことをやっているように見せる、実際に行っている取り組みを誇張して紹介するなどが、その具体例です。

 

では、なぜそのようなことをするのか。

 

SDGsに対する取り組みを行う企業は好印象だからです。

SDGsへの取り組みをアピールすることで、企業価値の向上を目指しているのです。

 

また、企業が嘘をつこうとしているわけではなくとも、結果的にSDGsウォッシュになってしまっている事例もあります。

こちらについては、この後ご説明いたします。

 

ちなみにSDGsウォッシュの語源は、「グリーンウォッシュ」というもので、Wikipediaによると、「環境配慮をしているように装いごまかすこと」だそうです。

 

 

企業がSDGsウォッシュと指摘されないために

SDGsへの取り組みをアピールする企業も、不十分な取り組みによって意図せずSDGsウォッシュになってしまっている場合があります。

SDGsウォッシュと指摘されないためにはどうするべきでしょうか。

 

企業がSDGsに対する取り組みを行う際、指針となるものがあります。

それがSDG Compassです。

SDG Compassは、企業がいかにしてSDGsを経営戦略と整合させ、SDGsへの貢献を測定し管理していくかの指針です。

 

SDG Compassでは

①SDGsを理解する
②優先課題を決定する
③目標を設定する
④経営へ統合する
⑤報告とコミュニケーション

という5つのステップで説明されています。

 

企業がSDGsに対する取り組みを行う際は、SDG Compassを参考に、適切にSDGsを取り入れましょう。

 

出典:GRI,国連グローバルコンパクト,WBCSD「SDG Compass_」
https://sdgcompass.org/wp-content/uploads/2016/04/SDG_Compass_Japanese.pdf

 

 

本当にSDGsに対する取り組みを行なっているのか、SDGsウォッシュなのか。

SDGsへの関心が高まっている今、我々受け手側が見極める必要があります。

就活生の皆さんも、企業のSDGsへの取り組みを調べる際は、取り組みの具体例があるか、プロジェクトに進捗はあるかなどを確認しましょう。

 

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