教育現場のSDGs
THE大学インパクトランキングで北海道大学が総合76位
2020年4月、大学の社会貢献の取り組みをSDGsの枠組みを使って可視化する「THE大学インパクトランキング2020」が発表されました。
総合ランキングの対象となった766大学のうち63大学が日本の大学でした。
研究実績に加え、教育や活動を通じた環境保護など実践的なアプローチがスコアに反映されます。
実際に北海道大学では、サステイナブルキャンパスマネジメント本部を立ち上げ、2005年から活動を続けています。
北海道大学の活動
北海道大学では、キャンパスのウェル・ビーイングを実施しています。
空調や温水便座、パソコンの電源など、省エネに関わる部分を実測値のデータを掲載したポスター・ステッカーで呼びかける活動や、学生を交えたワークショップの開催など精力的な活動を行っています。
また、夏至の夜8時から夜10時まで、電気を消してスローな夜を過ごすことを目的としたキャンドルナイトも行っています。
キャンドルナイトは2001年、カナダの「自主停電運動」をヒントに全国に広がりました。北海道大学では、大学周辺地域や学生サークルの協力のもと開催しており、パートナーシップの広がりが感じられます。
(出典:北海道大学サステイナブルマネジメント本部キャンパスのウェル・ビーイング)
大学ができるSDGs
キャンドルナイトのような大規模なイベントは北海道でナンバーワンの大学だからできるのではないかと思われるかもしれませんが、SDGsの本質は「持続可能」という部分にあります。
SDGsに関する大きなイベントを実施したとしても、それが一過性のものだと意味がありません。
大きなイベントよりも、日常のアップデートを行うことが簡単な方法であり、持続可能な方法でもあります。
足りない部分を知るために、北海道大学サステイナブルマネジメント本部が開発した評価システムを導入するのも指標として役立つかもしれません。
(出典:北海道大学サステイナブルマネジメント本部サステイナブルキャンパス評価システムASSC)
自分たちの現状を知り、日常のアップデートを続けていくことが身近なSDGs活動にもつながります。
〈NorthSDGsMediaでは札幌の企業様のSDGsに関する取り組み事例を紹介しています。〉