「全世界で達成すべき」を海洋汚染の観点から学ぶ
© Vasiliy Yablokov / Greenpeace
ロシアのカムチャッカ半島沿岸で、海洋生物の大量死が報じられました。
原因は海洋汚染。
その影響は海洋生物に限らず、サーファーや調査員など人体にも被害を及ぼしました。
海洋汚染の原因は微細な藻が作る毒素によるもの、との見解が示されましたが、一方で人為的な環境汚染である「環境犯罪」を疑う人々もいるようです。
© Elena Safronova / Greenpeace
私たち先進国にとっては、海洋汚染が海洋生物の死滅や人体への健康被害などを招くことは公然の事実なので、「海の豊かさを守ろう」という目標に賛同してすぐにでも取り組むことができます。
しかし、こうした一部の地域が頑張っても世界の「海の豊かさ」は守られません。
発展途上国の人々が環境保全に努められる段階ではないことも勿論ですが、例えば、今回のカムチャッカ半島沿岸の海洋汚染は千島列島に向かって徐々に南下しているとのこと。
自国の海岸に海外のゴミが流れ着いていることがあるように、一部の地域の海洋汚染もまた海流に乗って別海域に流れていくことがあります。
改めて、SDGsが「全世界で取り組むべき共通目標」であることが示される一つのニュースだったのではないでしょうか。
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