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SDGs達成は本当に2030年?

世界が繋がる

2030年はゴールの年ではない可能性がある

皆さんご存じの通りSDGsの期限は2030年ですが、アメリカのNPO団体ソーシャル・プログレス・インペラティブからSDGs達成が2092年になるという予想が出されました。
もともとゴールに向けての世界の動きは鈍いと言われていましたが、新型コロナウィルスの影響でさらに10年遅れ、2092年という指標になったということです。

同NPOの計算では、すべての国がSDGsを達成した場合を100とすると、2020年は72.57。
2015年からの改善度はわずか1ポイントにとどまっています。
投資家の間ではSDGsに対する国家の取り組みを国債投資に反映させる動きも出てきたほど、世界のSDGsの注目度は高いのにも関わらず、達成率が低いのはなぜなのでしょうか。
ここで、日本の国家戦略に目を向けて企業ができることを考えてみましょう。

日本のSDGsモデル

日本政府は2020年からの10年を「行動の10年」とするべく、2019年12月にSDGsアクションプランを打ち出しました。
そこに記された日本のSDGsモデルは以下の3本柱を中核としています。

Ⅰ.ビジネスとイノベーション ~SDGsと連動する「Society 5.0」の推進~

Ⅱ.SDGsを原動力とした地方創生 強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり

Ⅲ.SDGsの担い手としての次世代・女性のエンパワーメント



(出典:外務省 SDGsアクションプラン2020

この中で企業の今後に大きく関わるのはビジネスの部分です。
アクションプランの中では、企業経営へのSDGsの取り込み及びESG投資を後押しするほか、中小企業のSDGs取組強化のための関係団体・地域、金融機関との連携を強化することが明記されています。
これはSDGsに取り組まない企業は淘汰されていくことを示唆しています。
さらに言えば、国が動かなければならないほど企業の、特に中小企業の動きが遅れを取っているとも考えられます。

自分たちの企業で一体何ができるのか、単なる社会貢献ではなくSDGsをビジネスと絡めるためにはどうしていったらいいのか。
今一度見つめなおし、行動するタイミングが来ているのではないでしょうか。

〈NorthSDGsMediaでは札幌の企業様のSDGsに関する取り組み事例を紹介しています。〉

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