就活における企業のSDGsに対する取り組みの重要性②

2021.10.05

前回の記事で、就活生が企業のSDGsに対する取り組みを重要視する傾向にあることがわかりましたが、それを踏まえて企業はどのようにSDGsに取り組むべきなのでしょうか。

今回は、新卒採用サイトにSDGsへの取り組みを掲載している2社の取り組みを紹介いたします。

大和証券グループ「応援定期預金」

大和ネクスト銀行の「応援定期預金」では、預金残高に一定割合を乗じた金額を応援先に寄付しています。

寄付先は、大和ネクスト銀行が4つのテーマに沿って選定し10以上の団体です。

この取り組みは、ジャパンSDGsアワードで特別賞を受賞しています。

また、大和証券グループはSDGs債の取り扱い拡大や、社会課題解決応援ファンド「笑顔のかけはし」の設定をはじめ、SDGsに対するさまざまな取り組みを行っています。

出典：大和証券グループ「新卒採用情報」SDGsへの取り組み
https://www.daiwa-grp-recruit.jp/pickup/sdgs/

明治安田生命では2019年4月より「みんなの健活プロジェクト」を本格展開。

健康増進型保険の「ベストスタイル健康キャッシュバック」や、健康診断結果の推移やビッグデータを活用し、お客さまが健康増進に役立つ情報をまとめて確認できる「MY健活レポート」を提供しています。

また、「おうちで健活-LIVE-」や「明治安田生命Jリーグウォーキング」などのイベントも開催しています。

さらに、明治安田生命は自社従業員にも健活を推進しています。

従業員の健康知識習得を目的とした「健活サポーター認定プログラム」の運営や、従業員向けウォーキングアプリ「MYログ」の提供を行っています。

従業員が自身の健康状態を把握し、維持・改善に努め、お客さまといっしょに、健康を育てていくことを目的としています。

出典：明治安田生命「2022年度新卒採用サイト」みんなの健活プロジェクト
https://www.meijiyasuda-saiyo.com/2022/about/torikumi/kenkatsu.html

今回紹介した2社だけでなく、新卒採用サイトにSDGsへの取り組みを掲載する企業は多く見受けられました。

前回の記事でも紹介した通り、企業選びの基準は変化しつつあるのです。

企業に求めるもの、「こういう企業で働きたい！」という理想は、人によってさまざまあるでしょう。

ただ、SDGsへの取り組みを通して社会貢献を行い、従業員の働きがいを生み出す企業があるということは、ぜひ知っておいていただきたく思います。

SDGsに対する取り組みをアピールする企業が増えている中で、気をつけなければいけないのは「SDGsウォッシュ」です。

次回はSDGsウォッシュとは何か？についてお話しいたします。